HR31 GTS-R
1985年に7代目スカイラインとして世に出たHR31。1987年にそのマイナーチェンジが行われたのと同時に、当時のツーリングカーレースのカテゴリーのひとつ グループA でのホモロゲーション取得の為に800台のみ生産されたのがこのGTS-R。
HR31の特徴の一つでもあるフロントのGTオートスポイラーは固定化され、さらに大型のターボチャージャー、専用インタークーラー、等長ステンレス製エキマニ等が装備された。
乗り味はまさに“ドッカンターボ”という言葉がぴったりなのではというくらい、5000回転を超えたあたりから一気にパワーを放出するという非常にピーキーな仕様だった。
そんなレース用に開発された車であるにもかかわらずGT-Rを名乗ることが許されなかったGTS-R。その理由としては走行性能がGT-R水準に達していなかったからとも、エンジンが専用設計ではなかったからとも言われているが、それが後に登場した8代目スカイラインGT-Rの爆発的人気の要因の一つになったのかもしれない。
仕様項目 | 内容 |
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販売開始時期 | 1987 年 08月 |
最高出力 | 210ps/6,400rpm |
最大トルク | 25.0kgf・m/4,800rpm |
駆動方式 | FR |
トランスミッション | MT |